熱戦続く春の大舞台!
第18回 春季全日本小学生女子ソフトボール大会
群馬県代表チームが奮闘! 駒形・宮郷合同はベスト8進出の快挙
令和7年3月26日から30日にかけて、岐阜県揖斐川町にて「第18回 春季全日本小学生女子ソフトボール大会」が開催されました。春の訪れを感じさせる山々に囲まれた会場には、全国各地から予選を勝ち抜いた精鋭チームが集い、小学生女子ソフトボールの頂点を目指す熱戦が繰り広げられました。
群馬県からは、第一代表として駒形・宮郷合同チーム、第二代表として強戸キャッツの2チームが出場し、それぞれが誇りを胸に全国の舞台へ挑みました。
【強戸キャッツ】初戦惜敗も、堂々の全国出場!
強戸キャッツは大会2日目の27日に、福井県代表「福井W-WINSスポーツ少年団」と対戦。試合は緊張感漂う中で始まりましたが、初回に鮮やかな先制点を挙げ、幸先の良いスタートを切りました。
しかしその後、相手の打線が徐々に勢いを増し、2回と4回に3点ずつを献上。試合は90分の時間制限内で進行され、反撃も及ばず、最終的には1-6で時間切れによるコールドゲームとなってしまいました。
とはいえ、対戦相手の福井W-WINSはそのまま快進撃を続け、堂々のベスト4入りを果たしました。
【駒形・宮郷合同チーム】快進撃でベスト8! 優勝チームと熱戦を展開
初戦は、大会2日目に開催され、地元・岐阜県代表の「帷子西可児ソフトボール部」との一戦。開始直後から攻守にわたり一方的な展開になってしまい、5回表終了時点で25-0の大差で勝利を収めました。全国大会では幸先の良いスタートとなりました。
なお、全国大会では「少しでも多くの時間を全国の舞台でプレーさせてあげたい」という趣旨から、得点差によるコールドルールは準決勝まで「5回7点差」とやや緩めに設定されており、子どもたちにとって貴重な経験の場がしっかりと確保されていました。
続く29日、駒形・宮郷合同チームは福島県代表「県南ガールズ」と対戦。こちらは、数週間前に行われた太田オープンでも顔を合わせた相手であり、そのときに勝利を収めていたことから、選手たちにも自信が感じられました。
試合はその勢いのまま、攻守ともに安定したプレーを展開し、6回8-1のコールド勝ちでベスト8進出を決めました。
【準々決勝】全国最強・石神井スマイルとの一進一退の死闘!
準々決勝では、ここまで圧倒的な実力で勝ち上がってきた東京都代表「石神井スマイル」との大一番が待っていました。
試合序盤、駒形・宮郷合同は持ち前の打線が爆発し、1回に5点を先制。会場の雰囲気も一気に盛り上がり、ベンチからも歓声が上がります。
しかし、石神井スマイルは動じることなく、着実に反撃を開始。2回には同点に追いつき、3回には逆転。息を呑むような展開の中、5回表には駒形・宮郷合同が再び3点を返し、劇的な同点に持ち込みました。
それでも、5回裏、時間制限により最終回となったその回、石神井スマイルが決勝打を放ち、サヨナラ負けという悔しい結果に終わりました。
試合後、選手たちの目には涙もありましたが、堂々たるベスト8という成績は、胸を張るにふさわしいものでした。ちなみに石神井スマイルは、その強さを発揮し、全国優勝を飾っています。
【大会を支えた方々へ感謝を込めて】
今回の大会期間中、初日の夜から降り始めた雨が翌朝まで続きましたが、天気予報通り徐々に回復。各試合は1試合ずつ順延されつつも、予定通り進行し、大きな混乱なく開催されました。
春の全国大会は、毎年天候との戦いも付き物ですが、今年は3年ぶりに日本一が決まる完全開催となり、関係者・運営の尽力の賜物といえるでしょう。
大会を支えてくださった岐阜県ソフトボール協会、いび川ソフトボール協会の皆様をはじめ、全国から集まったすべての関係者の皆様、そして対戦相手のチームの皆様に、心より感謝申し上げます。
子どもたちはこの全国の舞台で、技術だけでなく仲間との絆、努力の大切さ、挑戦する勇気を学びました。この経験は、彼女たちの将来にきっと生きることでしょう。





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